こんな #TIDE を待っていた!! MAURICE LACROIXの新作「AIKON #tide Camo」

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砂布巾 AWC管理人

 2016年に登場したモーリス・ラクロアの「AIKON(アイコン)」。消費者のニーズを敏感に察知しながらバリエーションを増やし「手の届くラグジュアリー・スポーツ」という、成長を見込めるジャンルを確立してきたのは皆さまもご存じの通り。
 
 後年、ラグスポブームというものを振り返ったとき、PPのノーチラスやAPのロイヤルオークとともに「アイコン」がブームの中心的存在として語られることは間違いないでしょう。若年層や腕時計ビギナーに向けた「火付け役」としての功績は、腕時計離れが危惧される昨今において少なからず驚嘆すべきものでした。モーリス・ラクロアの躍進イコール、ここ数年の新規腕時計ユーザーの誕生と言っても良いくらいです。

 そして2022年、海洋プラスチックごみを高度な技術で再生し、標準的なプラスチックの2倍の強度を誇る外装素材として使用したポップで軽快なタイムピース『AIKON #TIDE(アイコン #タイド)』がリリースされました。理論上は『アイコン #タイド』が人気を博し売れれば売れるほど、プラごみが回収されて澄んだ海が広がっていくわけです。ちなみにCO₂排出量はPETと比較して6分の1だそう。つまり、製品が寿命を迎え廃棄される場合の環境に与える影響にも配慮しているのが『アイコン #タイド』という製品なのです。

砂布巾も載せてみました #tide Forest Camo(グリーンパーク)

 その勢いのまま2023年12月、新作のアイコン #タイド『アイコン #タイド カモ』がリリースされました。「腕に巻くポップアート」よろしくビビットに展開されてきたアイコン #タイドですが、今回の拝見した2つのモデル「グリーンパーク」「フラペチーノベージュ」は少し趣が異なります。

こっちも捨て難いなぁ #tide Desert Camo(フラペチーノベージュ)

 抑えた発色のケースと、あらゆるファッションに馴染みの良い「カモフラージュ柄のラバーストラップ」の取り合わせは絶妙で、軽妙なポップアートとしての在り方はそのままに、日常生活に取り込みやすいプロダクトとしての完成度を高めました。ランダムな指し色が効いた「カモ柄ストラップ」には、一つとして同じ柄が存在しない「一点物」としての価値もあります。アートと実用性のバランスを増した新作『アイコン #タイド カモ』。個人的には「こんな #タイド を待っていた!!」みたいな感じです。

 そして去る12月9日の土曜日、東池袋のイケサン・パークにあるイベントスペース「EAT GOOD PLACE」で、新作『アイコン #タイド カモ』を主役に据えたモーリス・ラクロアの発表会&ファンの集いが開催されました。

 YouTube「腕時計魂」でご活躍中の〝ロック福田〟こと、ライター・編集者の福田 豊さんと、メンズファッションライターの丸山 尚弓さん両氏がサプライズゲストとして登場するなどイベントは大盛り上がり。もちろん、当クラブの発起人であり、モーリス・ラクロア ウォッチクラブ主催者でもあるNakazawa氏の尽力も奏功したわけですが、イベントに人を集める難しさと成功に終わったあとの深い安堵の姿を、関係者の間近で実感することができました。

イベントの温かい雰囲気がよく解る記念撮影シーン
「ほぼラクロア」リストショット
丸山氏とNakazawa氏の記念リストショット。力強い男性の腕には深みのあるグリーンが、繊細で美しい女性の腕には優しいベージュの色味が良く映えます

 ラクロアファンの温かい視線と熱気に包まれて産声を上げた『アイコン #タイド カモ』。TIDEの名の示す通り、腕時計業界の中心に渦巻く「新たな潮流」の出現に期待したいと思います。

「AWC」の全てはここから始まります

 さらにこの日は、腕時計愛好家の皆さまに向けて当クラブ「ALL WATCH CLUB」を初めてお披露目する日でもありました。この日のためにNakazawa氏とワタクシ砂布巾の名刺を用意。イベントに参加した多くの方にお配りさせていただきました。『アイコン #タイド カモ』のリリースイベントをきっかけに、私たちにとっての記念すべき「最初のアクティビティ」が無事に終了したことをご報告申し上げます。

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志朗 冨松 SUNA_admin_awc AWC Supervisor

「All Watch Club」管理人の砂布巾(すなふきん)と申します。

 腕時計趣味人の端くれとして、2017年からブログ「腕時計喫茶」などを運営中。合わせて当サイトの構築とデザイン、管理を担当。まれに執筆の方に顔を出すかもしれません。

 建築デザイナー、ファッション誌のイラストレーター、グラフィックデザイナー、プロダクトデザイナー、ゲームクリエーターなどを経験した後、古ぼけた某報道機関に勤務。前代未聞の何でも屋として絵に書いたような「貧乏暇なし」を実践中。

 特技は糸東流空手と耳を動かすこと。

 2023年末現在の腕時計所有本数は百数本。50本辺りまで減らして身軽になるのが近々の目標です。

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