【寄稿】わたしを沼に引きずり込んだ一本(クロノチクタクさま)

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 クロノチクタクさまが『わたしを沼に引きずり込んだ一本』に寄稿して下さいました。最初の一本からその後の「沼」が約束されていた… そんなお話です。

 30代後半サービス業です。

 私の沼の始まりは2008年に初めて買った高級時計の一本目、BREITLING ナビタイマー(A23322)です。

 小さいときから時計は好きで、お年玉でG-SHOCKを買ったりはしてましたが、OMEGAやROLEX以外の高級時計は知らず、ぼんやりといつかはスピマスが欲しいかなと思っていました。

 そんな私が専門学校出て社会人2年目の22歳のとき、中途半端な6月に異動になった先の上司の時計が目に入りました。

 あのときは全く知りませんでしたがIWCパイロットクロノグラフをしてました。

 異動してきたばかりでもあり、話のネタ程度の感覚でその上司に…

私「良さそうな時計してますね」

上司「これは良いよ~、時計好きなん?」

私「なんとく好きなので、いつかはスピマス辺りが欲しいかなと思ってます」

上司「クロノグラフが好きで初めて買うなら、オススメがあるから今から行くぞ!」

 と、仕事中にそのまま地元では有名な時計店へ直行しました。そこでたくさんの時計がある中でピンポイントで…

上司「クロノグラフなら、まずはBREITLINGナビタイマーを買え!」

 … と勧められました。

 当時は聞くのも初めてなブランド。同じクロノグラフでもスピマスやデイトナとは全く違う雰囲気のナビタイマーに私は釘付けになりました。

 当時の価格で約70万… 22歳でお金があるわけありませんよね。次の日には通帳と印鑑持ってローン用紙を書いてました。

 もうこれは一生の一本だからと言う意気込みと、仕事で色々あって挫折したばかりだったので、がんばるんだという気持ちもあって、その辺りもすぐ決断した要因かと思います。結果としては買って良かった時計です。

 しかもいきなりナビタイマーにしたのは良かった。ブレスのキラキラも良いし革ベルトにしても楽しめる時計で、家内よりも長い付き合いの時計になりました。

 ナビタイマーはブランドのアイコンモデルなため新型が出たからってステップアップのために新たに欲しいとかも思わないですし、41MMは大きすぎず小さすぎずで流行り廃りの全くないのも良い。

 時計としても初めて買ったものと言うのもあり、ガシガシ使っていたので気兼ねなく使える時計です。それなりに認知度もあって誰が見ても良い時計ですし、自分がつけていて今でもテンションが上がる時計です。

 品番を見て気づきの方もおられると思いますが、私のナビタイマーはB01ではなくETA7753搭載の個体です。

 このナビタイマーのおかげでETA7753大好きになってしまい横目クロノグラフのコレクションが増えました。今でも7753積んでいる個体はチェックしているくらい沼にはまった時計です。

 と、同時に上がりの時計です。ずっと手放す気が湧いてこなかった唯一の時計です。

 上がりは雲上や金無垢を考える方も多いと思いますが高いからって上がれません。絶対にまた欲しくなります(笑)

 だから私の思う上がり時計は一生手放す気のない時計が上がり時計… このナビタイマーが私の沼のはじまりであり上がり時計…

 あれから違う仕事をしたりと環境は変わりましたがナビタイマーだけは変わっていません。

 「沼のはじまりが上がり時計」

 下手な文章ですいませんでした。

 初めてご購入された高級腕時計が「BREITLINGのナビタイマー」は素敵な選択でしたね。この出会いは一生忘れられない思い出になると思います。

「一生手放す気のない時計が上がり時計」この言葉いいですね!! 確かにいい時計は手にしても、次にまた必ず、別の時計が欲しくなる… 結局のところ「一生手放す気のない時計」こそが「上がりの時計」なのかもしれません。一途な時計愛を感じました。

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