AWC管理人
ただでさえ楽しい腕時計趣味。ならばその「楽しい」が集合すれば、とんでもなく愉快なことになるんじゃないか… 古今東西に点在するウォッチクラブに共通する主旨と目的は、これに尽きるのではないかと思います。
同好の人間の集まりですから、和合は容易かもしれません。ただそこは人間同士。同じ趣味に興じていても何となく相容れないと感じることもあるでしょう。
『ALL WATCH CLUB』は主体的な意志を持った「大人」のための同好会です。興じる対象が「腕時計」という性質上、そのコレクションは少なくない金銭を投じた末の「宝物」であることが多いと思います。
「宝物」とは何か？？ それは自身の中にだけ存在する「聖域」のようなものです。他人からは「何の価値があるの？？」と思われるかもしれません。興味のない方からの賛意が得られないという点においては、腕時計趣味だって同様です。
『ALL WATCH CLUB』のスタッフ一同は、そんな皆さまの「孤独な聖域」に光を当てる演出家でありたいと思っています。そのためにも『AWC』に参加して下さる皆さまに、幾つかの「お願い」がございます。堅苦しい規則のようなものではありませんが「5箇条」を定めました。それらを皆さまの心の片隅に留め置いて下されば「クラブ活動」がより平和に、楽しく行えると信じます。
『ALL WATCH CLUB』がご参加下さる会員さまに求める「5箇条」
会員同士がお互いのコレクションの意図を尊重する
10人寄れば10通りの個性が現われる… それが「腕時計趣味の醍醐味」です。オフ会などで思いも寄らない組み合わせのコレクションに遭遇したら、疑問や批判を唱える前に目の前のコレクションと向き合い、真意を理解する努力をしましょう。そういった経験の一つ一つが、腕時計愛好家としての成長を促す栄養となります。
腕時計の価格の多寡を議論の拠り所としない
頑張って働いて購入した腕時計の尊さは、その価格の大小で決まるものではありません。同じ愛好家としてフラットな立場を維持し、お互いの努力の成果を尊重する関係でいましょう。また、リセールバリューを話題の中心に据えることも、野暮ですから止めましょう。気にしていないように見える方であっても、陰ながら傷付くことがあります。
特定のブランド所有者同士で「閉じた派閥」を作らない
折角のウォッチクラブですから、できるだけ多くの方と意見交換していただきたいところです。小さな内部派閥の存在は、健全なクラブハウスの文化を阻害します。何らかのアクションの際には満遍なく他の会員さんたちに声を掛けていただき、広く円満に楽しめるよう心掛けて下さい。推しブランドの魅力を未だ触れたことのない人たちに伝える活動なら大歓迎です。
あらゆるブランド・メーカーの腕時計に敬意を
趣味から外れたブランドの時計であっても、そのブランドが大好きな誰かさんが存在する限り、一方的に否定する行為は慎みましょう。何が正解かについては、数十年経てみないと解らないのが腕時計趣味です。短兵急はコレクターとしての視野を狭めます。
新人さんや初心者さんには心配りを
腕時計趣味を始めたばかりの頃は「こんな時計を自慢して笑われないだろうか」と不安に思うものです。しかし、理解ある同好の人と出会い結びつくことで、そんな不安などは一瞬で消え去ります。ベテランの皆さまは自らの初心者時代に思いを巡らし、彼らが楽しく腕時計趣味のステージを昇っていけるよう、渾身のサポートをお願いします。
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また、寄稿による所謂「ステルス広告」や紛らわしい「誘導記事」はこれを認めません。この判断は当会運営スタッフが協議の上で下しますので、随時ご相談下さい。
以上でございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。